2011年06月25日

中国を見習ってネットカフェ規制?


日本の警察がネットカフェの規制(実名登録制)を検討しているらしい。このニュースはネット規制の先進国である中国でも報道された。

http://news.qq.com/a/20110623/000793.htm

ちなみに、ネット規制先進国中国では、ネットカフェの実名登録制はずいぶん前に法制化されている。

互聯網上網服務営業場所管理条例(2002年11月15日施行)

第23条 
「インターネット利用サービス営業場所を経営する者は、インターネット接続をする消費者の身分証明書など有効な証明書類を確認し、かつ、インターネット利用情報を記録しなければならない。登録事項および記録の保存期間は60日を下らないものとし、文化行政部門、公安機関が法に基づいて照会したときは提供しなければならない。登録事項および記録は、保存期間内、修正または削除してはならない。」

ネットカフェがこの規定に違反して利用者の身分証明書データと接続記録を保存しないと処罰される。処罰の内容は、15000元(約20万円に相当)以下の罰金。悪質な場合には営業停止(第31条)。これは行政処分なので、裁判なしで、文化行政部門と公安機関が決定できる。

日本もこうなるんですかね。

ただ、中国の場合、規定があっても、必ずしもきちんと運用されないのが特徴。実態は次のような感じ。


中国の規制の実態はこんな感じ

たとえば、上の規定(互聯網上網服務営業場所管理条例)には、ネットカフェの営業時間は朝8時から夜24時に限るとあるけれど(第22条)、24時で閉店するネットカフェなんて、いまだかつて一軒も見たことがない。みんな堂々と24時間営業している。

また、以前北京のネットカフェで火災があり、多くの犠牲者がでたことを踏まえて、ネットカフェは禁煙にすることが義務付けられているけれど(第24条1項1号)、禁煙のネットカフェなんて見たことがない。どこの店舗でも、キーボードの横には、必ず灰皿が置かれている。

そもそも、件の実名登録制だって、上の規定ができた2002年以降、上海などの一部の大都市を除き、ほとんどおこなわれていなかった。広東省の都市部で実際に身分証明書の提示が必要になったのはここ2年くらいのこと。田舎ならば、今でも、要求されないところが多いのではないかと思う。

また、ちょっと話が違うけれど、闇営業のネットカフェもたくさんある。闇ネットカフェでは、当然、実名登録など不要。

日本で実名登録制が実施されたら、全国的にきちんと運用されること間違いなしでしょう。だんだん息苦しくなりますね。









posted by 陳ゆう at 00:05 | 雑記帳 インターネット事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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