2011年09月29日

重慶の街


重慶はほぼ10年ぶり。
あいかわらず面白い街だ。
道路はすべて、上り坂か下り坂、または右カーブか左カーブ。
タクシーに乗ってくるくる走っていると、遊園地のアトラクションのよう。

他の都市と比べて、自動車のクラクションが少ないと感じる。
重慶の中心部は不急のクラクションが禁止されていて、そのうえ交通警察は取締用の騒音計を装備している。
違反が3回に達すると、研修を受けなくてはならないらしい。

http://www.cq.gov.cn/today/news/340102.htm

やっぱり秩序維持には罰則が必要か。

そういえば、昔、上海で、赤信号で道路を横断した歩行者に罰金を課すことになったとき、上海のテレビ局は、1日数回のニュースの度に歩行者が罰金をとられる場面を繰り返し放映した。
罰金支払いを拒否した歩行者を、警官が自宅まで追跡して払わせるという強烈な場面も何度も流れた。こういう映像を3日間朝から晩まで流しまくったら、上海の街中で、歩行者が赤信号で止まるようになった。
罰金キャンペーンの効果は劇的だった。

重慶の場合、罰金を課さなくても規制が奏功している。
成り上がりの上海よりも、重慶の方が民度が高いということか?


長江と嘉陵江の合流点

長江と嘉陵江の合流地点。
右から来るのが長江、左が嘉陵江。長江が茶色いのがよくわかる。
色が混ざらず、境目ができているのが不思議な感じ。

IMGP0235 (1).JPG

グーグルマップで見ると、何と言う言うことのない合流に見える。

重慶 合流.JPG

これを現地の川岸から見ると、何か神秘的に見えるから不思議。


黄色いタクシー

重慶の街は、どこに行っても黄色い小型車がちょろちょろしている。

zhukei01.jpg

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zhukei03.jpg

これはタクシー、すべて同一車種が使われている。
Sのマークでわかる通り、スズキの自動車。

どうしてこんなにスズキの車が多いのかと言うと、重慶の企業と合弁で現地生産しているから。

スズキは、1993年に地元の「重慶長安汽車股份有限公司」と合弁で、重慶市内に「重慶長安鈴木汽車有限公司」を設立し、2006年6月までに100万台を超える自動車を生産した。従業員は3000人強。「カルタス(羚羊)」、「スイフト(雨燕)」、「SX4(天語)」などを現地生産している。タクシーに使われているのは、SX4のセダンタイプの車種。

重慶長安鈴木汽車有限公司

スズキはインドでも大成功しているし、他の日本車メーカーと目の付け所が違っていて面白い。
最近、日本の製造業は中国での存在感が著しく低下しているので、こういうところで日本企業が頑張っているのをみると、とてもうれしい。


解放碑は資本主義の象徴か

重慶の中心は、「解放碑」周辺の商業地域。

zhukei04.jpg

この「解放碑」は、もとは日中戦争の戦勝記念碑として1947年8月に建てられた。その後、中国共産党の人民解放軍が重慶を手中に収めた後、1949年に「人民解放碑」と改称された。
つまり、現在の「人民解放碑」は、
「中国人民が封建領主や資本家から解放された」
ことを宣言する記念碑なわけ。

さて、この「人民解放碑」の上部には、時計が設置されている。
下の写真の時計だ。

zhukei05.jpg

高級時計専門メーカー「ROLEX」のロゴが入っている。資本主義の権化のようなブランドだと思うのだが。
そのうえ、王冠のマークも。
社会主義革命の記念碑に王冠のマークが入っているというのはどういうわけだ。

ネットで調べてみたら、2007年に解放碑の近くにロレックスのショップが開店した折に、この時計に換装されたらしい。相応のお金が動いたのかも。

どうみても、資本主義礼讃、封建社会礼讃としか思えないのだけれど。
ちょうど今の中国の状況を象徴しているので、これはこれでよいのかも。






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posted by 陳ゆう at 08:28 | 旅の記録 重慶 / 大足石刻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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