2013年11月09日

革命の聖地 延安1 (交通)

中国共産党軍が瑞金で国民党軍に敗れ、1万2500kmを敗走した後、1936年から根拠地とした陝西省の山間の小さな街「延安」。新中国(中華人民共和国)の建国に至る革命の聖地として、特別扱いされている街である。


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以前からいつか行きたいと思っていた延安にようやく行ってきたので、数回にわたってその旅行の感想と写真をupします。

延安への行き方

共産党の根拠地があった頃の延安は黄土高原のなかの交通不便な土地だったが、今は全く様相が違い、各種の交通機関が完備した小都市に変わっている。
延安の空港は小さいが、B737やA320などの小型ジェット旅客機が離着陸できる滑走路を持ち、北京、西安、上海、重慶、広州との間に定期便が飛んでいる。
鉄道は、西安との間に高鉄(中国版新幹線)が開通し、約2時間半の道のりになっている。
かつての辺鄙な地の印象は全くない。

私は、西安から鉄道で延安に向かった。「高鉄」(動車組)は1日に2本しかなく時間的にあわなかったので、旧来型の鉄道車両で向かった。それでも3時間半もあれば延安駅に着く。こちらは1日に14本あって、使いやすい。一番安い硬座のチケットが約50元。

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車内で売りに来た弁当をみて驚いた。小奇麗なのだ。中国の汽車の弁当といえば、目の前でバケツのような容器からオタマでがしゃっとおかずをすくい、プラスチック容器に盛った米飯にぶちまける、というぶっかけ飯が定番である。
しかし、ここの弁当は、おかずことに仕切られた弁当箱に入り、まるで日本の幕の内弁当のような繊細なつくりだ。

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麻婆豆腐、にんにくの芽と豚肉の炒めもの、卵とトマトと青菜の炒りつけ。日本人ならだれでも大好きなメニューである。コメは日本のものよりパサパサしているが、アブラっぽい料理にはこのほうが合うような気もする。

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線路の両側は黄土高原の丘陵地がずっとつづく。どこまでいっても茶色っぽい景色である。川はすべて泥色に濁っている。毎年日本に飛んでくる黄砂は、このあたりの土壌が風に巻き上げられたものである。

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延安が近くなってくると、山の斜面にこの地方特有の横穴式住宅「ヤオトン」が目につくようになる。

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延安の鉄道駅は、地方の通過駅に似つかわしくないほど立派なつくりで、ホームも広い。さすがは、革命聖地を訪問する「紅色旅遊」の最重要都市だけのことはある。政府の力の入れ方が半端ないのだろう。

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駅中央のガラス窓に大きな赤い星(五芒星)がデザインされているのがいかにも延安である。もうこの時点で「革命聖地」感がいっぱいである。

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(延安での鉄道チケットの買い方)

ついでなので、帰路の鉄道チケットの確保方法についてもここで書いておきます。
延安の中心街にある旅遊大廈(延安旅遊ホテル)1階に鉄道チケットの代行販売業者が入居している。ここで、手数料5元で中国全土の鉄道のチケットが購入できる。
私は夜7時頃に行ったらすでに閉店していたので、やむなく駅の窓口まで買いに行った。
延安駅は延安の中心部からバスで10分くらいのところにあり、チケット販売窓口は24時間開いている。中心街からタクシーで往復しても数十元ですむので、いつでも気楽に買いにいける。

延安駅をとおるバスの路線はこちら

(つづきます)


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posted by 陳ゆう at 00:42 | 旅の記録 延安 / 革命聖地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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