2005年08月02日

HSKについて

むかし、HSKという中国語の検定試験を受けたことがある。

アルファベットで略称されてはいるが、実は「漢語水平試験(Hanyu Shuiping Kaoshi)」の頭文字をとったもので、れっきとした中国語の略称である。
そういえば日本にも「NHK」や「NKK」というのがあったが、これと同じこと。
きちんと自国語を大切にしていて好感が持てる。
これに対して、もと国営でありながら「JR」などと名乗るのは、本来許しがたい行為である。

さて、日本ではあまり知られていないこの検定試験、中国では外国人留学生が受験する中国語検定試験として最もポピュラー、というか殆ど唯一の検定試験である。

私も、中国に来て、せっかく中国語を勉強したので、試しに受けてみた。
おととしのことだ。

HSK試験は、3つの大きなランクに分けて実施される。
下から順に、初等、中等、高等となっている。
この区分とは別に、1級から11級の級分けがされていて、一番上のレベルは11級だ。
初等が1級から3級、中等が4級から8級、高等が9級から11級となっている。

ちなみに、日本のこの手の試験では、数字が少ないほうがレベルが上なのだが、中国の場合は逆。
唯一、中国で実施されている日本語検定試験は一番上の級が1級になっている。これはたぶん、日本の機関が実施に関与しているからだろう。

私が受けたのは中等HSK試験。
試験の点数によって4級から8級までの級がもらえることになっている。

ちなみに、日本人が中国語を勉強した場合、初等は受ける意味が殆どない。
あまりに簡単すぎるので、誰も感心してくれないからだ。
で、普通の日本人は中等試験から受験する。

私は中等試験を2回受けて、それぞれ5級、8級という結果だった。
では、これが具体的にどのくらいのレベルに相当するのかというと、はっきり言って大したことないレベルである。

米国人が漢字を一から勉強してこのレベルなら大いに自慢できる。
しかし、日本人はもともとアドバンテージがあるので、この程度では特技のうちにも入らないかも知れない。

多くの語学留学生は中等試験の最上級、つまり8級を目標にして勉強する。
これはこれで結構大変なのだが、結果として8級レベルではあまり実用には役立たない。
7級以下ならば、「HSKを受けたこと自体、内遜にしておいた方が良い」という程度のレベルである。

とは言っても、8級をとった時には、私も事前に結構がんばって勉強した。
そして、とれたときには嬉しかった。
試験対策として文法などもカチッと固めた。
このときに勉強した内容が、現在の私の中国語力の基礎になっている。

中等レベルでは級を持っていること自体にはあまり意味はないが、その後のことを考えると、単に試験対策にとどまらない効果が得られると思う。
ちまたでは、HSKが有用かどうかなどという議論もあるようだが、試験を受けることになれば結構集中して勉強できるものなので、そういう意味でも受験をお勧めしたいところである。

ただし、8級レベルになったらすごく中国語ができるようになるかというと、そんなことは全然ない。
あくまで、ひとつの段階として、自分の励みとして、受験する価値がある、という程度のものだ。






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posted by 陳ゆう at 10:02 | 雑記帳 中国語学習について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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