2011年04月25日

毛沢東の出身地・湖南省韶山を訪ねる

中華人民共和国を建国した毛沢東は、湖南省韶山の出身。1893年12月26日、同地の農家に生まれた。
生家は今でも故郷に残っており、見学者に開放されている。
韶山は湖南省の省都長沙から遠くない。バスを使って日帰旅行できる距離だ。

たまたま長沙で時間がとれたので、毛沢東の出身地・韶山まで足を延ばしてみた。


行き方

毛沢東の故郷、韶山へは長沙駅から鉄道でも行ける。ただし、早朝の一本しかないので利用しづらい(6時32分長沙発、9時8分韶山着)。
普通は長沙からバスで行く。バスは、長沙南バスターミナルから出発する。この長沙南バスターミナルは鉄道の長沙駅からは遠く、タクシーでも数十分かかる。

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長沙南バスターミナル

韶山行きのバスはほぼ1時間に一本程度ある。時刻表はここにあった。
http://www.huoche.com/changtu/area/18269/
所要時間は2時間くらい。韶山からの帰りの最終は午後5時。

長沙南バスターミナルのチケット売り場は入って左側の奥にあるが、韶山へのバスはこの窓口ではなく、入って正面付近の金色の毛沢東像の後ろにある窓口で購入する。値段は確か27元。

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長沙を出たバスは、湖南省の田舎町を抜けて、2時間程度で韶山バスターミナルに到着する。
韶山の市街地に入る直前のあたりに白タクが客待ちをしている場所があり、バスはそこでいったん停車する。ここで降りて白タクに乗り換えた人もいたようだ。
私は状況がよくわからなかったので、終点の韶山バスターミナルまで行った。
韶山はとても小さな町だ。

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韶山の街

ターミナルでバスを降りると、毛沢東生家行きのバスや白タクの客引きが寄ってくる。料金はバスの方が安いと思うけれど、ある程度人が集まらないと出発しないので、かなり待たされる可能性もある。ここは白タクをお勧めする。
観光地の白タクというとイメージが悪いが、おおむね正直に商売をしているようで、値段は片道15元。7キロの道のりなので、この値段は高くない。

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韶山バスターミナルを出発すると、小さな市街地はあっという間に終わってしまい、林の中の道を走る。

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毛沢東の生家を中心として、あたり一体が公園として整備されている。
バスやタクシーは、この公園全体を管理しているチケットオフィスのあたりで停車する。ここで売っているチケットは、付近に広がる広大な公園内の色々な施設(記念館など)の入場券がセットになっていて130人民元。庶民の所得水準に鑑みれば、猛烈に高額である。

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閑散としたチケット売り場


毛沢東の生家

しかし、この入場券を買う必要はない。毛沢東の生家を見るだけなら無料だからだ。
実際、チケットを買っている観光客は一人も見かけなかった。

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チケットオフィスの前の駐車場から短い坂を下ると案内標識が立っている。「毛沢東故居」という矢印の方向、つまり左方向に200メートルほど進むと、毛沢東の生家がある。そちらの方に歩いて行く人が多いので、ついていけば大丈夫。

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生家の周囲は、池を中心とした庭園として整備されている。
毛沢東の生家に入るには入場券が必要だが、建物に向かって右側100m辺りの路上にあるチケットボックスで無料で配布している。
中国人の特性として、普段は官民ともに何でも商売にしてしまうところがあるけれど、毛沢東を商売のネタにするのには一定の制限があるらしい。ちなみに、毛沢東の遺体が安置されている北京天安門の毛沢東記念館も入場無料だった。
ただし、生家の横手にある土産物屋では様々な毛沢東グッズが販売されている。この点も北京の毛沢東記念館と同じだ。

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チケットには「無料観覧券」と書いてある。入場時間が30分刻みで指定されていて、私が貰った券には10:00〜10:30と書いてあった。団体の観光客も多いので、混雑を避けるための整理券のような意味があるのかも知れない。

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行列して生家に入る。
家の中は広く、部屋数も多い。農家とはいえ、そこそこ裕福であったことが知られる。

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厨房

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共産党の会議に使ったという机

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中庭

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中庭に面した豚小屋

毛沢東の生家そのものは、10分もかからずに見終わってしまうと思う。
周囲には広大な公園が広がっていて、観光施設が点在しているようだけど、わざわざ見るほどのものはないようだ。実際、中国人観光客も、毛沢東生家のみ見て帰るのが一般的のよう。

帰路は、先ほどの看板のあたりの路上で待っていると白タクがやってきた。客を送って、バスターミナルに戻るところだった。20元の言い値を15元にしてもらって、バスターミナルまで戻った。

有名な観光地ではあるけれど、小さな建物をざっと見るだけなので、遠くまで行った割にはあっさりと終わってしまう。前日に長沙に泊まった場合、朝から動き始めて、午後3時くらいまでに長沙に戻るという感じのスケジュールで十分だと思う。




posted by 陳ゆう at 00:06 | 旅の記録 毛沢東の生家を訪ねる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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