2012年08月11日

春秋航空 機内


さて、いよいよ春秋航空の機内のレポートです。

(搭乗)
中国国内ではよく目にする春秋航空の機材。日本で目にしたのは今回が初めて。なんでこいつが日本にいるんだ、という感じ。
この日は20分遅れで搭乗開始。後部の席の人から順に搭乗する。
ターミナルから飛行機までは徒歩。
「雨が降ったら傘を差しての搭乗」とどこかのサイトに書いてあったけれど、飛行機の近くまで屋根付の通路があるので、それほど心配しなくてもよいかと。

春秋航空.jpg

(客室乗務員さん)
LCCの乗務員は不親切というイメージがあるかも知れないけど、春秋航空のCAさんは普通に感じよい。日本人CAさんも1名。日本語でのアナウンスも入る。
制服はピンクの中国服に黒のスカート。これもなかなかいい感じ。日本人CAさんにも似合っていた。

(イス)
イスの前後幅が狭いと聞いていたけれど、言われなければ気付かない程度。上海までの短いフライトなら、全く問題ない。

(飲食物)
離陸して30分程度で飲み物の販売のワゴンが廻ってくる。
メニューは各席に用意してある。価格表示は人民元のみ。日本円で支払う場合は、CAさんに値段を尋ねる必要がある。

飲物メニュー.jpg

ところで、この日本円建料金のつけ方が、なんとも不可思議。

たとえば、
ウーロン茶 6人民元 → 130円
弁当    40人民元 → 400円

なんなんだろう、この換算方式は。

CAさんに尋ねてみたら、日本円で販売する場合の取り扱いは正式には決められておらず、春秋航空本社の担当スタッフが適当に決めているらしい。
為替レートに応じた換算という発想はないよう。

さんざん既出ですが、各所にみられる日本語表記の不気味さも相当なもの。
中国の田舎のホテルならまあしょうがないかと思えますが、春秋航空はれっきとしたグローバル企業。なんとかなりませんかね。

春秋航空日本語.jpg


(物品販売)
就航当初にやっていたらしい機内での物品販売は、なくなっていた。
「うるさい」と評判が悪かったので、やめたのかな。
春秋航空の特色でもあったので、是非見てみたかったのですが。

(体操)
春秋航空は、着陸直前にCAさんが先生になってストレッチ体操をする時間がある。
茨城上海便の体操は、中国国内便の体操よりも、少し時間が長いように感じた。
ちなみに、中国国内便だと、8割以上の人が体操に参加する。茨城上海便では、参加している人は半数もいなかった。面倒がらずにやってみれば気持ちいいのに。

(浦東空港にて)
上海浦東空港に到着した後、ターミナルまでは春秋空港の自社バスで移動する。飛行機1機分の乗客を2台のバスに分乗させて運ぶ。キャビンの前方の有料席に乗っていた人は、早く降機するので、当然1台目のバスに乗る。

浦東空港バス.jpg

僕も1台目のバスに乗ったのですが、ターミナルへの途上、一時停止していたときに、なんと2台目のバスに追い抜かれてしまった。
ターミナルの乗降口にはバス1台分のスペースしかない。後発バスの客が全員降車するまで、先発バスの我々はバスの中で待機。後発バスの人に遅れて入国審査の列に並ぶことになった。
春秋航空の場合、機内前方のシートは「早く降機できる」ということで、1000円の追加料金を徴収している。先発のバスには、この追加料金を支払った乗客が乗っている。それでこのオペレーションはないんじゃない、というのが率直な感想。



posted by 陳ゆう at 01:39 | 乗り物 春秋航空 / 茨城空港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月05日

手荷物の重量制限(春秋航空チェックイン編)

春秋航空のチェックインについての雑文です。
はじめて春秋航空を利用すると戸惑うのは、手荷物の重量制限だと思うので、その辺りを中心に書きます。

※ なお、この記事は春秋航空の国際線の手荷物重量制限について書いています。国内線の手荷物重量制限の規定はこれとは異なります。

チェックイン.jpg


(チェックイン開始時刻)

茨城空港での春秋航空のチェックインは、離陸時間の「2時間20分前から45分前」までです。
手荷物の計量と超過料金の支払いでチェックインに手間のかかる人が多いので、カウンター前はごった返します。早めに並んで、早めに抜けてしまうほうがよいと思います。
チェックイン開始時刻の20分前に並んだら、前から2人目でした。

(座席の希望)

チェックインの列に早めに並べば、通路側の指定や、前方の席、という希望も聞いてもらえます。

(手荷物の重量検査)

春秋航空の特徴として、寄託荷物だけでなく機内持込の手荷物も重量検査があります。
寄託分と持込手荷物を合計して15s以内。かつ、持込手荷物は「数量は1個まで、重量は5sまで(6s未満であればOK)」という制限があります。チェックインカウンターで、機内持込の荷物も計量されます。

(手荷物の重量制限を巡る攻防 中国人編)

チェックインの列に並んでいたら、帰途らしき中国人団体客のおばさんに声をかけられました。
唐突に、
「自分と一緒にチェックインしてもらえないか」
と頼まれました。

春秋航空では、寄託分と機内持込分を合計して15sまでが無料で、これを超過した分は1s当たり1500円の追加料金がかかります。ただし、荷物の重量は同行者で通算できるので、2人連れなら合計30sまで無料で運んでもらえます。
たとえば、夫婦2人で、旦那さんの荷物が20kgあっても、奥さんの荷物が8kgだったら、合計28kgなので、2人とも追加料金は不要です。

彼女はこの規定を知って、荷物の少ない私に声をかけてきたわけです。余った重量を融通してもらえないか、ということ。さすがは中国人。

彼女の荷物は、大きなスーツケースと、巨大なダンボール箱が3つ。物凄い大荷物です。30sなど遥かに超えています。超過した分は自分でお金を払うから大丈夫、と言いますが、トラブルの匂いがプンプンしています。
申し訳ないですが、そっけなくさせていただきました。

中国への帰国便のチェックインの列に並んでいる中国人は、みな大量のお土産を買いこんでいます。「重量超過でいくら払わされるか」という話ししかしていません。声をかけてくる中国人は、たぶんみな同じ目的です。
茨城空港で中国人に声をかけられたら、とりあえずそっけなくしておくのが無難でしょう。


(パソコンの扱い)

さて、私自身のチェックインについて。
いつもどおり寄託荷物はなく、すべて機内持込です。先述のとおり、春秋航空では、手荷物の機内持込は1個かつ5キロ以内です。

今回、実験のために機内持込手荷物を2つに分けておきました。デイパックとブリーフケース。というのも、以前に、春秋航空の国内線(中国の国内線)で、この2つの荷物をすんなり機内持込みできたことがあるのです。国際線でも可能か試してみました。

チェックインカウンターでまず訊かれたのは、
「預ける荷物はありますか」
「ありません」
「全部機内持込ですか」
「そうです」

ここから先が一般の航空会社と違うところ。
機内に持込む手荷物を秤に載せるよう指示されました。
デイパックとブリーフケースを2つ一緒に載せました。

「こちらはパソコンですね」
とブリーフケースを指差します。
そうです、と答えたら、
「確認させてください」
ブリーフケースからノートパソコンを取り出して見せたら、
「結構です」
とのこと。

つまり、パソコンは例外扱いで、手荷物1個のほかに更にパソコンのキャリーバッグを機内持込できるということのようです。
このときブリーフケースにはパソコン以外にも手帳やシェーバーなどの雑貨も一緒に入っていたのですが、主たる内容物がパソコンだったので、「パソコンのケース」扱いにしてもらえました。

しかし、これでクリアできたわけではなく、重量制限で引っかかりました。先述のとおり、機内持込できる上限は5kgです。
パソコンは重量制限の例外として扱われるので、計量はバッグからパソコンを取り出した状態でおこなわれます。私の場合、パソコンをバックから取り出した状態で量っても、機内持込の上限の重量を超えていました。

「何か捨てるものはありませんか」
といわれましたが、出発の時点でそんなものあるわけないです。
「バックの中の服を取り出して羽織ってもいいですか」
と尋ねたら、ダメとのこと。そういうことは係員の面前でないところであらかじめやっておくべきなのでしょう。

ちなみに、チェックインカウンターの手前の床には、春秋航空が用意した体重計がおいてあります。心配なときは、チェックインの前に自分で計測しておくべきです。
重量制限に引っかかりそうなら、デジカメを着衣のポケットに移すとか、重そうな服を羽織ってしまうとか、事前に何らかの工夫すればよいわけです。

体重計2.jpg

さて、私のチェックインは、結局、なんとかなりました。
パソコン本体に加えて、付属品(ACアダプターとディスプレイケーブル)を取り出したら、5.8sまで下がりました。
規定の「5s」というのは「6s未満」という意味なので、これでOKです。

以上を整理すると、こういうことです。

(1)手荷物の機内持込は、原則として1個、6キロ未満。
(2)パソコンおよび付属品は、重量制限外。
(3)パソコンのキャリングバッグは個数制限外。なお、普通のブリーフケースでも、主な中身がパソコンであれば「パソコンのキャリングバック」扱いにしてくれる。ただし、このブリーフケースの「重量」は加算される。
(4)チェックインカウンターの係員の面前で物品をポケットに移すワザは認めてくれない。

こんな感じでした。

ちなみに、ブリーフケースがパソコンケース扱いで個数制限外になっている以上、その重量も制限重量から控除されるべきではないか、という議論は、試みる価値があると思いましたが、あまりゴネて藪蛇になっても困るし、ACアダプターを取り出した時点で6s未満になってしまったので、交渉を試みるに至りませんでした。




posted by 陳ゆう at 18:33 | 乗り物 春秋航空 / 茨城空港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月02日

茨城空港

茨城空港は、交通不便の地にある。
鉄道は、最寄りの石岡駅から10km以上離れている。
隣接する百里基地の自衛官ですら、ここのことは「陸の孤島」と呼ぶらしい。

空港の周囲には建物もほとんどない。空港にありがちなエアポートホテルなど勿論ない。広い平地に空港ビルひとつがエアーズロックのようにポンと置いてある。空港の建物は茶色と白のツートンで、2階建て。地方の国道沿いの物流センターの倉庫のように見える。

ibaraki_zenkei.jpg

建物は小ぶりで、むかしの羽田空港の臨時国際線ターミナルより少し大きい程度。
実は、利用者にとっては、このくらいの小さなターミナルビルの方が使いやすい。かつての上海虹橋空港(今の虹橋空港第1ターミナル)もこのくらいの大きさだった。飛行機を降りると100メートルも歩かずにイミグレーションがあった。イミグレを通らない国内線ならば、飛行機を降りて3分後にはタクシーに乗れていた。
最近の空港ビルは、どこも大きすぎて疲れる。

茨城空港 営業時間.jpg

入口の扉に、「茨城空港 9:00〜18:30」とペイントしてある。
茨城空港には夕方以降に発着する便はない。だから夜まで開けておく理由はないらしい。地方都市の空港ってのは、こういうもんなんでしょうか。

正面入口横には、チジミ・キムチ・チンジャの屋台があった。
アシアナ航空が就航していた頃の名残か。

チジミ.jpg

空港ビル内は、思いのほか人が多い。建物が狭いので、成田空港よりごった返している印象。まもなくスカイマークの札幌便が離陸する時刻だったので、北海道の話をしている人が多かった。

茨城空港内部.jpg

茨城空港には中国人が多いと聞いていたが、日本人のほうが圧倒的に多い。それも、小さい子供をつれた若い夫婦が多い。茨城空港は、地元民の観光スポットになっているのだ。お父さんお母さんが、子供に飛行機を見せてあげようとやってきている。空港ビル内を、就学前の小さい子供が飛び回っている。

航空会社のカウンターの向かいに、野菜の販売所がある。買っているのは、空港で働いている人たちと、地元民らしきご婦人など。売れ行き良好のようで、写真のブロッコリー(1個130円)は、1時間弱で売り切れた。

yasai.jpg

ターミナルビル2階には広い展望台がある。飛行機の離陸時間が近づくと子供が集まって大変にぎやか。飛行機が上昇していくと、歓声があがる。

展望台.jpg



以下、実用的な情報を箇条書きします。

(事務スペースと電源)
駐車場側のガラスに沿ってカウンター状の長テーブルがある。無料で利用できる。

事務スペース.jpg

電源は、柱にコンセントが2つ付いている。このときは2つとも先客が使用中だった。茨城空港では壁の電源は自由に使ってよいようだが、数が少ないので、あまりあてにできない。

コンセント.jpg

カフェや食堂前のテーブルには「御自由にどうぞ」と書いてあり、注文しなくても座っていてよい。ただし、食事をとっている人が多いので、長居して事務作業をするのは気が引ける。

(インターネット)
10分100円のインターネット端末が1台ある。プリンターはない。
茨城空港のホームページによると、空港ビル内には無料Wifiが入っているらしい。しかし、手持ちのパソコンで検索してみても、Wifi電波は見当らなかった。
あとでホームページをよく見たら、無線LAN「スポット」と書いてあった。つまり、ビル全体を網羅しているわけではなく、局所的に電波を飛ばしているよう。

(ATM)
常陽銀行と筑波銀行のキャッシュディスペンサがある。
都市銀行のキャッシュカードでの引き出しはできない。
主要なクレジットカードでのキャッシングはできる。

(外貨両替)
自動両替機が2台(外貨購入用と日本円購入用)。
レートは下のとおり。あまり有利なレートではない。
現地に着いてからクレジットカードでキャッシングした方がよさそう。

レート.jpgレート2.jpg

(食事)
食事を出す店は、2店舗ある。
カフェテリアでは、コーヒーやサンドイッチが買える。値段は街のファーストフードと同じくらい。
本格的に食事をしたいときは、セルフサービス形式の、麺類、カレー、丼もの、定食などを出す店がある。からあげ定食1050円を頼んでみたら、なぜか納豆がついていた。さすがは茨城の空港だ。

からあげ.jpg納豆.jpg

(駐車場)
茨城空港のターミナル前には広い駐車場がある。完全無料。
地元の人は、ここに自動車を止めて、空港バスで東京に買い物に行ったりもするらしい。
この日は日曜だったので、8割がた埋まっていた。

駐車場.jpg




posted by 陳ゆう at 10:07 | 乗り物 春秋航空 / 茨城空港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする